三月のカケラ

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【32】 なるほどくん、逆に考えるんだ 逆転の発想だと考えるんだ (逆転裁判) 

(2012年10月04日 mixiにて記述)

ADV(AVG)=Adventure Game=アドベンチャーゲーム。
ゲームジャンルのひとつで、特に静的に物語を楽しむこと、文章を読むことに主軸をおいたゲームを定義するための言葉です。

直訳すると、冒険ゲーム。
RPGだってACTだって多くは冒険ゲームじゃん、なんでアドベンチャーゲームっていうの?

……と疑問に思ったりしますが、一説では最初期のアドベンチャーゲーム(テキストゲーム)が、その名も『ADVENTURE』。それに影響をうけた以後のゲームが、洞窟や遺跡を冒険するものが多かったから、そう名付けられたみたいな話もあるようです。




最初期のADVのひとつ『Zork』。
地下迷宮から宝物を持ち帰るゲーム。


さて、このADVというジャンル。
物語を読み進める要素が推理モノと相性がよかったらしく、いわゆるミステリー系の作品が増えていくことになります。
かの堀井雄二さんの出世作『ポートピア連続殺人事件』などは、まさにこの流れの中で生まれたゲームですね。





で、その後。日本では、いわゆるジュニアロマンス小説(一部ポルノも)との融合により、読むことを重視したキャラクター恋愛もの……いわゆるギャルゲー、乙女ゲーなどの分野が、カンブリア大爆発。
比較的低予算で製作可能という特性もあって、特にPCゲーム分野において超台頭。
気がつけば、PCゲーム=紙芝居ADVと揶揄されるくらい、あたりまえの光景になってしまいました。

今では年間に出ているPCアダルトゲームの9割は、この系統だという説もあり。
良し悪しについては、取り敢えずはおいておきまして、自分はいわゆる、パルプフィクションの日本でのひとつの流れなんじゃないかと思ってます。

キャラクターやシチュエーションをひたすら重視すること。書く速度が求められること。
そんな界隈で鍛えられた作家が、その後ラノベに大量に流れ込み、あっと言う間に侵食してしまったというのも、またおもしろい流れですよね。

と、話が脱線しましたが、すっかり数は少なくなってしまったものの、
推理系ADVも連綿と続いておりまして、今回とりあげる逆転裁判も、
その系譜のひとつです。








増加する訴訟対策のため、裁判が簡易化され身近になった世界。
新米弁護士の成歩堂龍一……通称なるほどくんは、今日も法定に立つ。
彼への依頼人は、みな崖っぷち。どうみても有罪確定の人たちばかり。
だが、彼はあきらめない。依頼人の無罪を信じて戦い続けるのだ。

「なるほどくん。困ったときはね、発想を“逆転”させなさい」





もともとは任天堂3DSのご先祖様。ゲームボーイアドバンスで発売されたゲーム。
時代は2001年秋。ADVといえば大容量による美麗グラフィック、フルボイスがあたりまえになっていた同時代のソフトとしては、かなり地味な作品でした。
古き良きドット絵アニメに、辛うじて掛け声は入っていたものの、声優は開発者がそのまま務めたレトロ仕様(さらに昔はそれが普通でしたけど)。

そんな、少人数製作による低予算ゲーム。
目立たずに、ひっそりと発売されたこともあって、そのまま埋もれてしまってもおかしくないタイトルだったのですが、そこは運命の女神が寝転がってたりするエンターテイメント業界。
とある出来事により、口コミで爆発的に広がることになります。


それが2ch有志による第一話まるまるFLASH化配布。
キャラクターを2chのキャラにおきかえてはいましたが、それ以外は、ほぼ全部そのまま。ブラウザで気軽にプレイ可能。もちろん非公認。
冷静に考えれば、かなりまずいんですが、当時のネット界隈のおおらかな空気と、マイナータイトルなので黙認された、ということが重なって、「おもしろいADVがあるらしい……!」と、その存在が周知されることとなりました。
これが良いのか悪いのかはわかりませんが、たしかに広告効果はあったんですね。


ありそうでなかった裁判というモチーフ。
証言の矛盾点を推理して、証拠品をつきつけるゲーム性。
「異議あり!」の台詞とともに、巻き起こる大逆転劇!


ハードの制約で小さくまとめられたが故に、奇跡の完成度を誇る傑作は、多くの人の心を捉えることになります。眠っていたGBAを取り出してプレイする人も続出。
ポケモンもそうですが、ゲームってたまにこういうことがおこりますね。
まさに逆転の発想。華麗なる逆転劇。

もちろん、その誕生には紆余曲折あったらしく、その一端はメインプランナーの巧 舟(たくみ しゅう)さんのコラムで読むことができます。
このコラムがまた面白いんですね。ものづくりの難しさ、そして楽しさが凝縮された良コラム。
残念ながら公式からは消えてしまったのですが、こっそりネットの片隅に保存されていたりします。


http://www13.atwiki.jp/gyakusai/pages/151.html
【GBA版逆転裁判公式サイトコラム】




”母親でも楽しめるゲーム”
このコンセプトが、なるほどくんをはじめとする特徴的なキャラクター。
ギリギリまで要素を切り詰めた、わかりやすい裁判システムに繋がったんですね。

法定で叫ぶのはあたりまえのこと、検事からしてコーヒーを飲んだり、ムチを振るったりとやりたい放題。みんなムチャクチャなんですが、だがそれがいい。
なにより、”なるほどくん”って名前がずるい。うますぎます。


すっかり、大人気シリーズとなった本作は、続編がいくつも発売されることとなりました。
特に第一部である1、2、3の完成度はものすごい。ADVって読むだけでしょと思ってる人にこそ、遊んでもらいたい作品になってます。
今ならDS(3DS)やiPhone版もあったりするので、ぜひどうぞ。


http://www.capcom.co.jp/gyakutensaiban/
【逆転裁判公式サイト】


http://www.capcom.co.jp/smartphone/gyakuten_jp/
【iPhone版 逆転裁判123HD】







ちなみに、一番好きなキャラは3にでてくるゴドー検事。
こんなオヤジに私はなりたい。





おまけで、同じプランナーさんのADVパズル「ゴーストトリック」。
死んでしまった男が、夜明けまでに自分の死の謎を解くため、街を奔走する話。
こちらもかなりおもしろいです。





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[ 2013/11/23 00:59 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【31】 むか~し むかし あるところに(ふぁみこんむかし話) 

(2012/09/22 mixiにて記述)


はるか昔。人類がまだ文字を手に入れていなかったころ。
人々は闇のなか、焚き火を囲んで静かに話を聞いておりました。
語り部となるのは選ばれた人々。部族のシャーマンとして従事し、物語を口伝で伝える役目を持った彼らは、耳と口の王=聖なる存在として崇められていたのです。
情報伝達帯の塊である物語というものは、人々にとって、それだけの意味と価値をもつものでした。

やがて文字が発明され、人間はそれを記録として残すことができるようになります。
形を変え、今に伝わり、そして未来へと紡がれていく様々な物語、伝承。
今日もまた、お母さんは子どもを寝かしつけるために、薄暗がりの中で語ります。

「むか~し、むかし、あるところに……」


さて、今回はそんなお伽話をモチーフとしたADV。
「ふぁみこんむかし話 新・鬼ヶ島」です。





むか~しむかし、ディスクシステムというファミコンの周辺機器がありました。
ファミコンの下部に装着される重厚な赤いボックス。ソフトは専用の薄くて黄色い磁気ディスク。
その容量はファミコンロムのなんと3倍! そしてバッテリーバックアップがまだなかったこの時代に、ゲームがセーブできてしまう画期性!!(PCでは普通でしたが)。

なにより、玩具屋においてあったディスクライターという大きな機械で、500円でゲームの書き換えができてしまうというレボリューションは、小さな子どもたちにとって、まさに憧れの的だったのです。
みんな、よく親から言われたものでした。

「ファミコンがあるからいいでしょ!」


今なら、追加ハードとはなにかを、しっかり説明できる小学生も多くなってそうですね。
時代の進歩ってすごい。





ふぁみこん昔話は、そんなディスクシステムの大容量をウリにした任天堂初のADV。
ファミコンにとってグラフィック表示というのはかなりの鬼門で、ディスクであるとはいえ、画面構成などに苦心の跡が見え隠れしてますね。
容量的にも辛かったのか、初の2枚組前後編の構成と、いろいろと冒険にでた作品でした。

ゲームは、コマンド選択で謎を解きながら進めていくという、当時のスタンダードな形式で、選択ミスでのゲームオーバーが多かったのも特徴。
これは意地悪でそうだったわけではなく、このころはそれが普通だったんですね。
ちょっとの油断で、問答無用でゲームオーバー。 ゲームとは製作者との知恵勝負である……! みたいな、古き良き時代でした。


独特だったのは、その世界観。
この時代の著名ADVは、=探偵物といってもいいくらいに、殺人事件をあつかった探偵物ばっかり。
これは日本で最初に流行ったADVが、かの「ポートピア連続殺人事件」だったというのが関係してたりします。RPG=西洋風ファンタジーみたいなものでしょうか。

だけど、さすがは任天堂というべきか、最初のADVに選んだ題材は日本人に馴染みが深いおとぎ話をモチーフにした、少年少女の正統派な冒険物(もっとも、同時に開発していたのが、ファミコン探偵倶楽部だったというのも抜け目ない)。

ベースは桃太郎でありながら、様々な昔話がまぜこぜになっていて、今プレイしてもかなり面白いです。昔話がモチーフだけあって、かなり突き放したシリアスさをもってたりもしますしね。
音楽のクオリティもさりげなく高い。

もうひとつ、いまでいうザッピングシステムも取り入れていました。
男の子と女の子、ふたりの主人公を切り替えて謎を解いていく方式。難易度も、理不尽に難しすぎず、簡単すぎず。
そういう部分でも、しっかりゲームしていたわけですね。

先んじていたPC界隈とはまた違う、ファミコンを親しむ少年少女に、まずはADVの魅力を楽しんでもらおうという意欲に満ちたゲーム。
このあと、2作ほど後継作もでるのですが、ディスクシステムの衰退とともに、このシリーズは歴史の影に埋もれていくことになります。





西遊記をモチーフにした「遊遊記」




遠大な歴史を旅する「タイムツイスト」




【ふぁみこんむかし話 新鬼ヶ島】


【ファミリーコンピューターディスクシステム】




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[ 2013/08/16 12:48 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【30】 妹が増えたり生えたり襲ったり (Elona)  

(2012.9.6 mixiにて記述)


いやぁ、とうとう30回。30本目のゲーム紹介です。
CivやMinecraft、カルドセプトや女神転生シリーズ。サンダーフォースや逆転裁判などなど。
候補はたくさんあったんですが、やはりマイナー作品を紹介するのが本道ということで。
そこで今回は、日本が誇るフリーゲームのローグライク、
『Eternal League of Nefia』こと『Elona』にしましょう。


elo.jpg







ある冒険家の手記。


――その日、私は愛猫といっしょに輸送任務についていた。

積荷は馬車いっぱいの雪だるま。遠くの街で売り裁けば、それなりの金になる品だ。
もちろん、街道は安全とはいえない。野生のモンスター出没するし、積荷を狙う野党だって現れる。
だが、なによりも恐ろしいのは……。


「お兄ちゃん、お兄ちゃんだよね!」

いつの間にか、馬車は緑髪の少女の集団に囲まれていた。
ひとり……ふたり……少なく見ても、20人くらいはいるだろうか。
その少女たちは、こちらをギラギラとした目で見つめている。
背筋に寒気が走った。

前もって街で情報を仕入れていた。だから、恐怖はあっても驚きはない。
彼女たちこそ、最近界隈で噂になっている妹団なのだろう。
集団で表れ、旅人にお兄ちゃんかと確認し、違うとわかれば容赦なく襲い掛かってくる。
たくさんの旅人たちが、その毒牙にかかって墓の下に眠っていると聞いた。
ザワザワと声が聞こえてくる。「お兄ちゃんかな」「お兄ちゃんだよ」「違ったらどうする?」「えへへ」

俺は、彼女たちに黙ってうなずいた。
それが……正しい選択のはずだ。

「やっぱりお兄ちゃんだ」

こちらをとり囲み、ケタケタと笑う妹たち。
彼女たちの、どこか病んだ目を見ているうちに、目の前が薄暗くなり、足元がぐらついていく。
俺は誰だ……? オレは……。

そうだ、俺はお兄ちゃんだ。
兄として妹をしっかりと守らねば。

この世界のどこかにあるという妹の聖地。そこへ行こう。
楽園で、妹たちと毎日楽しく暮らすんだ。

そう、俺はいつの間にか狂気の世界に足を踏み入れてしまっていた。
それこそ、触れてはならない、この世界の真理……妹。

ああ、ヤツラがやってくる。窓に。窓に。

お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃん








わりとこういうゲームです。
妹というのはこの世界では種族のひとつ。
『★妹の日記』というアイテムを読むとどこからともなく現れて、その真理に触れようとすると発狂します。


さて、そんなElonaですが、
ゲームのベースは、いわゆるオープンフィールド型のローグライク

プレイヤーは、ファンタジー世界ノースティリスに流れ着いた旅人として、この地を冒険していきます。
街で依頼をうけたり、各地のランダムダンジョンに潜ってアイテムを拾いつつ、キャラを成長させていき、レシマスというメインダンジョンを踏破することがひとつの目的。
でも、あくまでひとつ。それ以外のことをしてもいいのです。


このゲーム。ネットなどで、おもしろいフリーゲームの話題になると、まずあげられるようなタイトルなんですが、その大きな魅力は、何といっても自由度がものすごく高いことでしょうか。


たとえば、お金を稼ぐ手段ひとつとっても、

・貴族のパーティーで楽器を演奏しておひねりをもらう。
・街でガードの目を盗みつつ、スリ三昧。ついでに王様のベッドだって盗んじゃう。
・めんどうになったら、街にモンスターを放って住人を虐殺。落ちてるアイテムゲットだぜ。
・むしろ、核爆弾を街の真ん中に落として、更地にしてからアイテムを拾いまくろう。
・牧場で妹を養殖して妹の卵を売却。増えすぎたら奴隷商人に売りさばいたりもできるよ。


などなど、いろんな方法があります。
もちろん、地道に輸送任務や討伐依頼をこなしたり、ダンジョンでアイテムを拾ってきて、自分の店で売りさばくなど、普通の方法もあります。

あ、身体も売れます。たまに病気をうつされたり、相手が衰弱して死にます。
うつされるといえば、井戸水を飲んでいるとエイリアンに寄生されて、腹を食いやぶって、妹が出てきます。たまに果樹園からも収穫されます。
何を言ってるかわからないと思いますが、実際にそうなるゲームです(※Omakeヴァリアントの追加要素)。まさに恐ろしいものの片鱗を感じますね。
強調してるだけで、べつに妹ゲーというわけではないのでご注意ください。
ちゃんと愛を育んで結婚などもできますけど。





遊び方もいろいろ。カタツムリ観光客やスライム農民にだってなれちゃう。


想像力があれば、やれることは無限大。Let's ロールプレイング。
よく、オフラインネットゲームと言われてますが、まさにそれです。
彷彿とさせるのは黎明期のUO。リチャード・ギャリオット氏のいう「巨大な砂場」の系譜にあたるゲームだと思ってます。


その分、敷居はむちゃくちゃ高い。
遊んでやるぜ! という気概がないと、何をやっていいかわからず、挫折しがちなゲームです。
自由とはまさにいばらの道。自由であるからこその責任。絶対的矛盾を内包するもの。

そんなわけで最初のうちは、攻略Wikiの初心者ガイドを見ながら、思考錯誤して遊び方を覚えるといいと思います。死んでも墓から這い上がればOK。
ちょっと長いですが、有志による入門動画だってしっかりと完備されてますね。




ただし、時間泥棒ゲームなのはお覚悟ください。
いや、もう定期的に遊びたくなる魅力に溢れるゲームなのです。

そんな『Elona』。2006年から開発が続いていたのですが、作者のNoaさんの都合で公式サポートは終了。以後は有志の手によって、さまざまなヴァリアント(改良作)の開発が続いています。
最初に出てきた妹団なども、そのひとつ(Omakeヴァリアントという、やたら妹ずくしのヴァリアント)。
こういう流れも、ネットのフリーゲームならではですね。


派手さはないですが、国産フリーゲームの傑作の一本。
そして、ローグライクの完成系のひとつがここにあります。



http://homepage3.nifty.com/rfish/elona_top.html
【Elona(公式)】


http://www.4gamer.net/games/040/G004096/20080627031/
【インディーズゲームの小部屋:Room#48「Elona」】





みなと∞みらい (1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)みなと∞みらい (1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)
(2012/04/21)
むらた たいち

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[ 2013/07/09 17:10 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【29】 はでに疑問符がさわいでる そっと真実はあきれてる(ナップルテール) 

(2012.4.8 mixiにて記述)

ただいま! 忘れたころに増えていく、徒然ゲームおもちゃ箱。
今回はドリームキャストの知る人ぞ知る、いわゆる隠れた名作。
「Napple Tale Arsia in Daydream」でいってみましょう。




夏至祭を楽しんでいた元気な少女ポーチは、死者を導く「たまガイド」、ストレイナップの手違いで、この世とあの世の境界線にある、不思議な世界「ナップルワールド」に連れてこられてしまいます。
ストレイナップいわく、もとの世界に帰るためには、身体から抜け出て飛び散ってしまった、魂の証であるペタルを全部あつめなければいけないとのこと。
だけど、いまのナップルワールドは四季がおかしくなってしまっていて、
どうにも一筋縄にはいかないみたいで……?

こうして、うたた寝の国「ナップルワールド」を舞台に、
ポーチとストレイナップの大冒険がはじまったのです。





このゲーム。なにがすばらしいかというと、まず音楽! そして音楽! さらに音楽!
BGMの作曲は、アニメ楽曲などで絶大な人気を誇っている、かの菅野よう子さん。
ゲームの設計コンセプトが、「菅野さんの曲でゲームをつくる!」というところから、はじまった……かどうかはわからないのですが、菅野さんの楽曲あってのゲームであることは間違いないです。

その数は70曲以上におよびます。優しい雰囲気の曲から、激しい戦いの曲、幻想的でどこか不思議なイメージの曲まで多種多様。全編、菅野ワールド全力全開!
ゲームよりサントラの方が売れたという噂もあるくらい。世界観と楽曲の親和性もとても高くて、それがこのゲームを忘れられないものにしている、大きな要因ですね。


さらに世界観がすばらしい!
西洋の古典メルヘンを下敷きにした、どこかやさしくあり、どこか残酷でもある、そんな幻想的な世界観がゲーム全体を彩っています。
そんな不思議ワールドに存在するキャラクターたちも、元気少女のポーチを筆頭に、ひょうきんでいて、それでいてどこか物悲しけだったりもする、まさにおとぎばなしの中の住人たち。
”物語そのもの”がテーマになっている、ストーリーもまたすばらしいです。言葉遊びがとても多くて、噛めば噛むほどさらに味わえるような、奥深い物語になってます。

そんなシナリオを書かれたのは、アナログゲームデザイナーの門倉直人さん。
この名前に反応する人は、かなりの古参TRPGゲーマーのはず(笑)
ローズ・トゥ・ロードなどを作られた方ですね。自分も後から知ったのですが、なるほどと納得してしまいました。




さて、肝心のゲーム部分ですが、3DのアクションRPGといった形になってます。
アイテムを集めてポーチを育てつつ、四季をモチーフにしているステージを春から順番にすすんでいくのですが、これがまた、それぞれのマップに季節の色がはっきりとでていて、雰囲気もとてもよい。

各季節のボスを倒すことで、ナップルワールドにそれぞれの季節が戻ってくるんですが、ここでも菅野よう子さんの季節をテーマにした曲がかかります。





歌っているのは、坂本真綾さん。
これがまた、よいものなのです。


難易度は(セガのゲームとしては)低いめ……といっても、アイテムを拾ってきて分解したり、そこからパフェットと呼ばれるお助けペット(やたらたくさんいる)を合成したり、各ステージに隠されているコインを集めたり、街の住人と交流してクエストをこなしたりと、やりこみ要素が充実しているあたりは、さすがはセガのゲーム。
全部やろうとすると、かなり大変な安心ゲーマー仕様。このあたり、もうちょっと優しくてもよかったんじゃと思います。でもまぁ、セガだし!

しっかりマルチエンデイングにもなっているのですが、ベストエピローグの条件が、これまた結構いじわるですしね。
いろいろな疑問が氷解して、かなり味わい深いエンディングなんですが、これを見られた人ってどれくらいいるのだろう……。


そんな、今でもサントラを仕事用BGMにしてるくらいに大好きなゲームなのですが、ドリームキャストオンリーということもあって、もう完全に知る人ぞ知るゲームになってしまってしまいました。
まぁ、当時としてもメインユーザー層とは、完全に離れた作風だったのですが……。
う~ん。売れるものを創るのって本当に難しい。

最近のドリキャゲーム移植の流れにのって、再評価されてほしい一作です。
すごく3DSむきのゲームだと思います。





http://page.freett.com/hika/nap/index.htm
【ナップルワールド! ようこそ ”ナップルテール” へ!】




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(2009/07/01)
菅野よう子

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[ 2013/06/04 20:08 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【28】 こんなゾンビだらけの場所にいられるか、俺はひとりで行くぞ! (Left4Dead)  

(2011/9/12 記述)

書くたびに久々とか言ってますが、やっぱり久々なゲーム雑記。
なんだかんだで、気がつけば28回目ですね。意外と長く続くものです。
欠番になっている回は、ネタとして古くなってしまったものだったりしますので、
気にしない方向で。

そんなわけで、今回は初のFPS。
PCとXBOX360の海外ゲーム、Left4Deadを取り上げたいと思います。




FPSというのは、『First Person shooter』の略。
文字通り、一人称視点で飛び道具などを使い、敵を撃ち倒していくジャンルです。
日本だとマイナーですが、海外だと動画のDOOMからはじまって、トップクラスの人気を誇り続ける一大ジャンルだったりします。
このあたり、文化の違いが明確に現れていて面白いですね。

一説によると、よくあるFPSやGTAみたいなゲームは、アメリカ人にとって原体験風景なので共通認識として受け入れられやすい……みたいな話もあって、なにそれ怖い。
むこうの人は日本でFPSが流行らないのを、逆に不思議に思っているのだとか。
異文化交流は難しい。360の日本での苦戦は、こういったことも大きいのかもしれません。

ちなみにバイオハザードみたいにキャラが背面ごしに見えるゲームは『Third Person shooter』、TPSと呼ばれていて、これも向こうの人からみると、一応は別物だとかなんだとか。


そんなFPSの人気作のひとつが、この『Left4Dead』です。





ゲーム内容は、いたってシンプル。
舞台は、とあるゾンビパニック映画の世界。
街に溢れ出した感染者……いわゆるゾンビどもの群れをかい潜り、生き残った4人で、無事に安全な場所へと脱出するのが目的です。


目に映るのも、迫ってくるのも、ほぼ全部がゾンビゾンビゾンビ……もとい感染者。
小難しいストーリーも複雑なルールも必要ないんだよ! Dead or Alive!

このゲームの一番の特徴は、クリアのためには仲間どうしの協力が必須……ということ。
FPSというと、多人数対戦がよく注目されますが、このゲームは対戦よりも仲間と協力する面白さ(いわゆるCo-op)を主軸にシステムがつくられています。


そう、仲間こそは命綱。
回復をはじめとする特殊アイテムは、ひとりひとつずつしか持てない。
誰がアイテムを持つか、どのタイミングでどう使うのかの判断を誤ると、往々にして全員そろってピンチに陥ります。

体力がなくなって倒れこんでしまっても、数度までなら仲間に蘇生してもらうえるし、たとえトドメを刺されて死んでしまっても、誰かが生きてさえいれば、少し進むと復活ポイントがあって何事もなかったかのように復活も可能。
ありがちな、途中でやられたので後は見てるだけ、というのもないです(ただしステージラストだけ、一度死ぬと復活不可能)。





そんな風に、ゲーム設計がプレイヤー間での協力を自然と誘発するように考えられていて、それは雑魚ゾンビ以外の特殊感染者と呼ばれる敵のつくりにも現れています。
どいつもこいつも、暗にプレイヤーに協力しろと言ってくる、そんな特殊なゾンビたちは計5種類。


-Smoker-
遠くから長い舌でプレイヤーをフィッシングする感染者。
いちど捕まったら、他の人に救出してもらわないと、すなわちDEAD。
タイミングが悪いとチームがバラバラに分断されてしまいます。
動きは速くないですが、地味に嫌なヤツ。

-Boomer-
ブヒブヒという鳴き声が特徴の太った感染者。
動きこそ鈍重ですが、口から出す液体を浴びると視界が奪われる上、雑魚感染者が大量にあらわれて襲ってきます。至近距離で倒しても、同じ効果の体液を浴びることになるので要注意。
発見即遠距離殺が基本。チームの索敵能力が問われます。

-Hunter-
フードを被った感染者。
ピョンピョン飛び跳ねる、その素早い動きでプレイヤーたちを翻弄し、馬乗りにされると誰かに助けてもらうまで体力を削られ続けてそのままDEAD。時間でダメージが比例増加するので、いかにはやく仲間にどけてもらうかが重要になってきます。
暗がりから突然飛び掛ってくるので、孤立行動はそれだけで危ない。

-Witch-
道端ですすり泣いている女性の感染者。
近くで大きな音を立てたり、ライトの光を当てたりすると襲いかかってきます。
その恐るべき爪で狙われてしまったら、あっという間に大ピンチ(高難易度だと触れられただけで一発死亡)。
戦うメリットはまったくないので、いかに避けて進むかが重要になってきます。

-Tank-
専用テーマソングとともに現れる、このゲーム最大の脅威。ムキムキマッチョマン感染者。
小細工などない、恐るべきスピードとパワーでプレイヤーたちを恐怖に陥れる中ボス格。
倒すには全員のチームワークと立ち回りが必須となります。



どれも、単体ならなんとかなりますが、複数で現われるとひとりの対処は至難の技。
自分だけでも逃げようと仲間を見捨てると、だいたい戦線が崩壊して結局は自分も死ぬのもお約束。
情けは人のためならず。ひとりはみんなのために! みんなはひとりのために!

続編の2では、床に毒液を撒き散らす感染者(いわゆる立てこもり妨害)、操作を奪って遠くへ連れ去る感染者、タックルで遠くまで吹っ飛ばす感染者などなどが追加され、スリルが増してたりします。





もうひとつの見どころは、ステージ最後に待ち受けるフィナーレと呼ばれる特殊面。
画面中に嫌というほど大量にあふれ出してくる感染者、そして特殊感染者たちに追い詰められながら、脱出の目的を達成することになるのですが、ここがもう熱い熱い。

高難易度になると慣れたプレイヤーでもクリアできるかどうかギリギリ絶妙のバランスで、普通に遊んでいるだけでも、「ここは俺に任せて先に行け! ……死ぬなよ」なシチュエーションが多発します。
みんなの犠牲の末にひとりだけ救出ヘリに飛び乗った時の後味の悪さと安堵感といったら(笑)
同じくお約束な、自分だけ助かろうとして……あ……なシチュエーションもよく見られますね。
ピンチになると、人間の本性がわかるって誰かが言ってました。気をつけましょう、いろいろと。


ちなみに、アイテムや敵の配置はランダムになっていて、AI制御でバランスを考えた配置が自動でなされます(余裕があったら敵の数が増える。死にそうならアイテムが落ちている等々)。
ラッシュと呼ばれる、敵が嵐のように押し寄せてくるタイミングも毎回のように変わるので、プレイごとに新鮮な気持ちで挑戦できたりします。
頼れるのは己の経験とチームワークのみ。このあたり、ちょっとローグライクにも通じるものがあるかもしれません。

要所要所ではいるキャラたちの掛け合いも、かなりの数があって、ランダムで挿入されたりします。
もっとも、プレイに集中していると、あんまり聴いてる余裕もないのだけど。
でも、細部までこだわりが感じられていいですよね。


こういう設計なので、もちろんシングルよりも多人数プレイが推奨で、ネット環境がないと、魅力が半減……いや、激減するゲームではありますが(一応、画面分割プレイにも対応)、FPSジャンルの入門ゲームとしても、なかなかにオススメの一作だったりします。

遊んでいるうちに自然とチームワークの大切さが身に染みるかもしれない、Left4Dead。
ぜひプレイして、戦場での孤立行動がいかに危険なのかを、学んでみてはいかがでしょう。

もっとも、高難易度だとひとりのミスでチームが総崩れ……が日常茶飯事なので、だんだんとギスギスもしてきますが(笑)
でもそれもまた、ゾンビ映画のお約束かもしれません。


こんなやつらと協力なんてできるか!
俺はひとりでいくぞ!

……そう、それが彼の最後の言葉だったのです。



http://left4dead.wikiwiki.jp/?Commentary
開発者Commentaryまとめ






PC版だと4人以上のプレイもできたりして、これも面白そうですね。




Left 4 Dead 2: Prima Official Game Guide (Prima Official Game Guides)Left 4 Dead 2: Prima Official Game Guide (Prima Official Game Guides)
(2009/11/17)
David Hodgson

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[ 2013/04/30 10:51 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)
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【間違った社員教育
まったく君の会社ではいったいどんな社員教育を(略)】


EFFyのサークルさんの新作。
空を飛ぶ楽しさをあなたにお届け!

 

 

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【EFFy one of unreasonable if】


「わたしを使って 彼らを斃して」
高クオリティ3DフライトSTG。独自システム”ACS”と”RCS”を駆使して、ナビゲーターAI「エフィ」とともに大空を飛び回れ! レビュー


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【GIGANTIC ARMY】


蒸気冒険アドベンダムのASTRO PORTさん新作!
様々な武装を持つメカを狩り、戦場を駆け抜けろ。レイ○スやヴァ○ケンが好きな人には特にオススメの一作。


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【ALLTYNEX Second】


突き抜ける爽快感! 射撃と近接。2つの形態、4つの武装を駆使せよ!
そんな正統派2.5D縦スクロールSTG。


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【ディアドラ・エンプティ】


ファンタジーゾーン+パンツァードラグーンのような全方位ハイフィールドSTG。
透明感溢れる世界観が素敵です。
少女はドラゴンとあの大空を舞う。


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宇宙と星と少女とひまわりの良作SFアドベンチャー。
シナリオがとても良いです。「星の海に憧れる人々」が好きな方には、特にオススメの一作。


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