三月のカケラ

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【ゲーム1】幻影の都市、香港で生きろ天人(幻影都市) 

都合ですっかり更新が止まってしまっているので、ゲーム語りでもしてみようという趣旨。
※mixi日記のコピーになります。


最初はマイクロキャビンのPCゲーム「幻影都市」です。


昔々、まだPCゲームの中心が18禁じゃなかったPC98シリーズ全盛期。
TAKERUというゲーム自動販売機システムがありました。

<ソフトベンダーTAKERU(Wikipedia)>


まあ、乱暴に言ってしまうと、パソコンソフト用FCディスクシステムライターみたいなものです。
近所のジョーシン電気にも置いてあって、そこで買ったのがこのゲーム。
若い人にはわからないPC98版5インチディスク。

今でも珍しいサイバーパンクを扱ったRPGで、退廃的な世界観の未来都市香港で退魔掃討業者を営む天人(テイェンレン)の元に、幼馴染の婦人警官、美紅(メイファン)が魔天教と呼ばれる謎の宗教集団から逃亡してきた少女の保護を求めて来たことから物語は始まります。
昔、MMORPGで女キャラを作るときによく美紅と名づけたのは、このゲームのヒロインから名前をかりました。一度として「幻影都市のキャラですか?」とは言われたことはありませんが。
どうでもいいですね。


さて、このゲームの一番の特徴は何と言っても「操演システム」でしょう。
なにやらカッコいい名前がついていますが、ようはドット単位でキャラクターがアニメ演技をするというシステムのことです。





こんな感じ。
動画だと荒く見えますが、PCの高解像度画面で見ると、その職人芸的な美しさにため息がでます。
こういう風にチマチマしたドットアニメによるキャラ劇が全編に渡って繰り広げられるのです。
この後に出たサーク3でこのシステムは一つの完成を見るのですが(ヒロインっぽいお姫様が処刑されるドットアニメとかトラウマですね)、それはまた別のお話。

ちなみに、敵に魔天八部衆という人たちがおりまして、どいつもこいつも曲者ぞろいの連中なんですが、その最初の壁となって主人公の前に立ちふさがる西天フェイというキャラ、こいつが男色家という設定で、しかも男同士のベッドシーンをドットアニメーションで見せるという、とんでもない演出があります。かなり序盤に。
もうこんなゲーム、二度とないんじゃないでしょうか。

さすがPCゲームはアダルトだぜッ!(後にメガCDにも移植されましたが、このシーンはあるのかな? 謎)と、衝撃を受けたものでした。
最初は男×男だって気がつかなかったよ……というか、あのころはまだ無垢だったし。
この八部衆の人たち、そろいもそろって愛憎悲喜こもごも。男色家の恋人の男なんて、もともとヤク中の上に、最後は他の八部衆の手によって拷問と投薬で死にます。そして、その殺した方の八部衆も他の八部衆の女に身体を使って手玉に取られてます。
町の人たちだって、素で春を売るのは当たり前、意味不明な電波さんや好きだった女性を壁に塗りこめたとか言い出す人など、まぁ、色々と世紀末。

でも、シナリオもかなり良くて、退廃的な世界観ながら、メインストーリーは非常に美しいです。醜いものと美しいものが重なり合い、敵も味方も様々な立場の人々が必死に生きようとする物語。特に八部衆の一人の彼の悲恋がね。ある意味、この人たちの方がいろいろ主人公っぽい。
あと、アイザックというポンコツロボット(上から3段目)が好きでした。

最序盤でぶっ壊れるけどねッ!(もちろん、美麗なドット絵アニメーションの破壊演出)
当時、かなりショックを受けたのを憶えています。


名作の必須要素としての音楽も抜群。
FM音源のカッコいい音感に演出が相乗されて、特に八部集ボス戦が燃えるッ!





といったように、今では携帯ゲーム機でも楽に再現できそうなゲームではありますが(フロッピー7枚組み9Mバイト弱の容量)、じゃあ今のゲームでここまでドット絵にこだわっているものって、どれくらいあるんだろう? と思ってしまうのですね。
時代が進めば必ずしも全てが進歩しているわけではない、というのを思い知らされます。
シナリオや世界観においてもね。

RPGはもっと様々な世界観があってもいいと思うのです。

レトロPCゲーム復刻プロジェクトEGGにて、安値で発売されていたりもするので、退廃的で美しい物語やドット絵の妙技を楽しみたい方はぜひどうぞ。


<幻影都市(Wikipedia)>
  
<まほろばの都(幻影都市ファンサイト)>
  
 
 
[ 2008/07/10 02:30 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)
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宇宙と星と少女とひまわりの良作SFアドベンチャー。

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シナリオがとても良いです。
「星の海に憧れる人々」が好きな方には、特にオススメの一作。

 

 

 ――この星の空は

       何故あおいのだろう――

 

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