今回もPC98ゲー、ついでに同じマイクロキャビンのソフトです。
なんでPC98ゲームに詳しいかといえば、一時それしかゲーム機がなかった時期があったから。もしかすると、これだけで延々語り続けられるのではなかろうか……。
発売は幻影都市の一年後、1992年。
脅威のフロッピーディスク10枚組。でも、容量にするとたった15Mバイト弱。
HDD一般普及前なので、頑張って差し替えて遊んでました。
多分、この辺りがフロッピー時代の末期。確かこの後、アリスソフトがHDD専用ソフト(ランス4?)を出してから、一気に他のメーカーもそちらに流れ込んだ記憶が。
初期は高嶺の花だったんだよね、ハードディスク。
ジャンルは擬似3Dロボットシュミレーター。
バネッタと呼ばれるロボットを操作して、ステージをクリアしていくゲーム。
この時代、ポリゴンなんて実用に耐えられるわけなく、全部2D画像で3D空間を構築しています。装備も通常兵器に地雷、チャフやフレア、広範囲索敵、サイレントモードなど多彩。キーボードを活用する必要があって、操作はかなり複雑で、慣れるまで大変です。
特筆すべきは、超凝ったビジュアルアニメシーン。
フロッピーゲームにはムービー再生なんて概念はないので、当然、2Dドットグラフィックによる(無理やり)アニメーションです。
その総数は2時間30分以上。
いろんな意味で頑張りすぎですね。
だいなあいらんも神がかってますが、個人的にはこっちの方が凄いと思います。容量パフォーマンス的に。
この辺り、まさに日本的職人芸。
ストーリーは、機動ロボット兵器が一般化している惑星。そこを支配していた巨大帝国では、皇帝の命令により、魔力(ESP)がある人間を異端者として徹底弾圧していた。
主人公の軍事訓練生リックは軍の魔力チェックに引っかかり、相棒の機動兵器バネッタに乗って逃亡。同じく弾圧から逃れた人々が結成した反乱軍に助けられ、戦いに巻き込まれていく、といった感じ。
物語は王道も王道。
もういっちょ王道とつけたくなるくらい、忠実に異世界ロボット物として作られています。
エル○イムとかダンバ○ンとかその辺り。
ヒロインは気が強いお嬢様でツンデレ(でも怖がり)、そのお姉さんの反乱軍リーダーは、主人公の兄(最初は敵対)と大喧嘩した後仲良くなるという、今でも十分通用するくらいキャラも王道一直線……というか、素でリメイクかアニメ化して欲しいです、今からでも遅くないッ!
特に好きなキャラは、主人公の愛機、サミーですね。
最初はただのナビゲーションOSなのですが、とある事情により、どんどん人間っぽくなっていきます。最後には世話焼き幼馴染みたいなキャラに。後半、主人公はタイトルの機体「エルムナイト」に乗り換えるんですが、彼は最後まで相棒の位置をキープ。
やっぱり相棒ナビゲーションシステムっていいよね。
それから、ヒロインは予知能力ESPを持っていて、最序盤で主人公は彼女に「将来4つの呪いに生涯つきまとわれる……もしかしたら3つかも」と予知されるのですが(上の動画の最後部分)、この伏線処理がとても上手かったのが今でも記憶に残ってます。最後の最後で謎が一気に明かされるのって素晴らしい。
終わりよければ全て良し、ですね。
というわけで、幻影都市と並んで大好き98ゲームの一本です。
同じくボス戦音楽も超カッコいい。一緒の人なのかな。
やっぱり、王道は素晴らしいね。
今からでも遅くないからリメイクをッ!(SEGA AGESみたいな感じで)
普通にうけると思う。
こちらもちゃんと
EGGでWIN版が再販されています。
<エルムナイト(Wikipedia)>