三月のカケラ

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人、それを広告回避という 

 
本当はガッツリなにか書こうかなと思ったんですが、
クッ、ガッツが足りない……!_(:3 」∠)_
というわけで、今までの徒然ゲームおもちゃ箱のまとめリンクです。




【26】 じつはドラゴンスレイヤー7なの(ロードモナーク)

【25】 勇気あるものだけがスタートボタンを押してもいい(爆裂無敵バンガイオー)

【24】 ネタバレ:ラスボスの名はレザードヴァレス(緋王伝Ⅱ)

【23】 どこから見てもスーパーマンじゃない スペースオペラじゃ主役になれない~♪(GALAXY TRUCKER)

【22】 歴史を学ぶと人間が歴史から学ばないことがよくわかる(History of the world)

【20】 遥かな空に誓え 終わらない希望と勇気を!(スカイガンナー)

【19】 需要と供給 もぐる人がいれば造る人もまたいるのである(ダンジョン建設ゲーム)

【18】 もぐって、もぐって、またもぐる!(ローグライク)

【17】 セガのゲームはだからどこよりも優秀で完全で愛と真実に満ちているの!(セガガガ)

【14】 フリーゲームを遊ぼう会(ネットで遊べる無料ゲーム)

【13】 戦車でバンバン! まわりこんでドカーン!(戦場のヴァルキュリア)

【12】 もし、ふりかえりたいのなら1へ 気になるならそのまま読み進め(ゲームブック)

【11】 お兄さんとの約束だ ゲームの恨みはそのゲームで晴らそうZE!(カタン)

【10】 冒険は終わらない 魔法だ、仲間だ、合体だッ!(リトルマスター)

【09】 ゲットだぜッ! Do the 想像  少年は育てて交換してGO!(ポケットモンスター)

【08】 資本主義だって社会主義だってみんなみんな生きているんだ友達……なんだ?(トロピコ)

【07】 聖者は招くよ、あえあえあ~♪(Age of Empires)

【06】 「俺が正義だ!」……言葉の意味は危ないが、とにかくすごい自信だァ!(サクラ大戦シリーズ)

【05】 鉄骨で異世界飛んだら、どうしよう?(エターナルメロディ)

【04】 気をつけろ! 油断すなわちフルボッコ(魔王物語物語)

【03】 亭主元気で留守がいい……こともない(イストワール)

【02】 最悪の災厄、災い転じて福となす?(エルムナイト)

【01】 幻影の都市、香港で生きろ天人(幻影都市)


こうやってみると、結構いっぱい書いてますね。
まだストックがあるので、もうしばらくは広告回避に使おうと思います。



PhaseD (フェイズ ディ) コンプリートBOXPhaseD (フェイズ ディ) コンプリートBOX
(2013/03/30)
Sony PSP

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※白影の章と黒聖の章のおまけシナリオ書いてます。
 
[ 2013/03/29 22:47 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【26】 じつはドラゴンスレイヤー7なの(ロードモナーク) 

(2010.10.22mixiにて掲載)


mona.jpg

きのうは彼女と初デートだったの。
眼下にみえる浮島で緑と赤の王様と兵隊が戦ってるのをみていたの。
とっても楽しかったの。

きょうは彼女のおうちにいっちゃうの。
どきどきするの。
あれ? 張り紙がしてあるの。


「ごめんね、ひっこすの」


そんなのってないの。



――以上、本筋とは何の関係もない、モナークモナークのストーリーなの。
このゲームの主人公(?)モナくんは一応、日本ファルコムのメインマスコットキャラなの。
イースVS空の軌跡でも、ザナドゥ世界で店番とかしていたの。
でも、今ではモナークシリーズを知ってる人はけっこう少ないの。

だから、今回はドラゴンスレイヤー7こと、ロードモナークにしたの。





さて、今となっては日本では壊滅状態に近い健全PCゲーム市場ですが、かつてはコンシューマに負けず劣らず活気がある時代がありました。

PC88に98シリーズ。X68000にMSX。それはまさにPCゲーム黄金時代。
今みたいに一家に一台、いや個人に一台パソコンがあって当たり前という時代ではなく、ものすごくハードの敷居が高かったのですが、その分、ファミコンなどでは出せない(いろんな意味で)大人向けの緻密なゲームが群雄割拠しておりました。
あのスクウェアだって、当初はPCゲームをつくっていたメーカーでしたね。


そんなPCゲーム黄金時代を過ごしたものにとって、忘れられない会社があります。
それが日本ファルコム。1981年創業の、この業界ではかなりの老舗です。
高クオリティのRPG作品群を主にパソコン向けに発表しつづけ、一時代を築いたメーカーでもありますね。

とくに赤毛冒険記こと、イースシリーズや英雄伝説シリーズが有名ですが、その英雄伝説の派生元となった、ドラゴンスレイヤーシリーズというものがありました。




ちなみに、初代ドラゴンスレイヤーの発売が1984年。
某クエストが86年なので、いわゆるパチもん、まがいものではありません。
むしろ、ぎゃ……ゴホンゴホン。

今となっては時代を感じさせますが、和製RPGとして完成度が抜群に高かった初代ドラゴンスレイヤーは大人気になり、当時の国産三大RPGの一つと称されるようになります(ちなみに、ハイドライドと夢幻の心臓が残り二つ。ファミコンではまだRPGは出ていません)。

もちろん人気作の宿命として、続編も多数作られ、その6作目として登場したのが「ドラゴンスレイヤー英雄伝説」。これが後の、英雄伝説シリーズとなるわけですね。
余談ですが、近年のファルコムの看板ゲーム、「英雄伝説 零の軌跡」「碧の軌跡」は、この派生シリーズ3期目のエピソード2つ目になります(ややこしい)。


そんな、初代英雄伝説の次に創られたPC98のゲーム。
今までアクション要素もあったとはいえRPGばかりだったシリーズの7作目は、なんと異色のシミュレーションゲーム。いや、シミュレーション要素をもった、リアルタイムパズルっぽい独特のゲームでした。

それがドラゴンスレイヤー7こと、ロードモナーク。
今でも密かな人気を誇る名作で、数あるファルコムゲームの中でも一番好きな作品です。


mona2.jpg

ルールは簡単。
マップに4色の陣営がいて、それぞれ王様と兵隊を持っています。
兵隊は家を建てることができ、時間が経つと家から新たな兵隊が出てきます。
兵隊の能力は数字で現され、基本的に合流して強くなっていきます。敵兵とぶつかった場合、戦力が大きい方が勝ち。お互いに兵力を削り合っていきますが、戦力差があるほど、うける被害が少なくなります
プレイヤーに出来ることは、そんな兵隊に簡単な命令(目的地設定、通せんぼ、家を建てる、柵を作る、橋をかける等)をリアルタイムに出すことと、税率(何かを作るために必要な資金と兵隊の発生率)の調整だけ。
簡単なアリゴリズムで勝手に動く兵隊達に上手く流れをつくってやって、他の陣営を滅ぼしましょう。




今ならRTS(リアルタイムストラテジー)のジャンルに入るかもしれませんね。
LifeGame(http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1275633055&owner_id=16126472)の概念に近いところもあるかもしれません。

グラフィックも、最初こそファンタジー風の世界ですが、面が進むと、戦国風やメルヘン風、ロボットの世界になったり、ハンバーガーとたこ焼きとたい焼きと寿司が顧客を巡って争ったりします。足が生えたハンバーガーが暴力団(第三勢力)と戦う様はシュールの一言。


mona3.jpg

百聞は一見にしかずということで、ファルコムの公式HPで簡易版が無料公開されているので、実際に遊んでみたらいいかなと思います。

さて、そんなロードモナーク。独特なゲーム性が根強い人気を得て、家庭用をはじめ、様々な機種へ移植されました。
派生作を除けば、ひとつだけ後継作も出ています。
それがモナークモナーク。


mona4.jpg

画面がクォータービューになって高低差の概念が生まれ、兵隊数を増やしたり、他の陣営の時間を停止させるアイテムも追加されました。でも、基本ルールはそのまま。シンプルイズベストの良ゲーム。
冒頭のモナくんは、このモナークモナークの案内役です。




引越してしまった彼女を歩いて追いかけることにしたモナくん。
そんな彼の歩く距離はプレイヤーのステージクリア評価によって決まります。
いや、特にゲーム本編とモナくんの繋がりは何もないのですが。

でも、書置きだけ残していなくなる彼女ってヒドい(笑)
実はモナくんは嫌われていたのではないか。ちなみに彼女のところにたどり着くと、ちゃんと歓迎されますよ。よかったよかった。

ファルコムの中では、地味目なゲームではありますし、最近はあまり知名度もなくなってしまったシリーズではありますが、でも、Twitterで広報さんがモナくん風の言葉遣いをしたり、VSではモナくんが特典ショップの店番をしていたりと、ファルコム内部でも今でも気にいられているゲームなのではないでしょうか。


そんなわけで、そろそろ新作を遊びたいの。
つまりそれが言いたかったの。



http://www.plumfield.jp/~youichi/LordMonarch/
<ロードモナークいろいろ(ファンサイト)>




英雄伝説 零の軌跡 Evolution (通常版)英雄伝説 零の軌跡 Evolution (通常版)
(2012/10/18)
PlayStation Vita

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[ 2013/02/13 21:17 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【25】 勇気あるものだけがスタートボタンを押してもいい(爆裂無敵バンガイオー) 

(2010年09月04日 mixiにて記述)


XBLAにトレージャー作品が続々登場!!!




というわけで、今回は知る人ぞ知る傑作にして怪作ゲーム、
爆裂無敵バンガイオーでいってみましょう。

太古より、セガファンの間で、ある種の尊敬を持って讃えられるソフトメーカーがあります。
それがトレジャー
コナミでSFC版「魂斗羅スピリッツ」などを製作していた開発者が独立して立ち上げた会社で、処女作であるメガドライブの「ガンスターヒーローズ」をはじめ、数々の良質アクションゲームを産み出してきたメーカーです。
セガサターンの初期に発売された「ガーディアンヒーローズ」や、スーパー手塚治虫大戦として超完成度を誇るGBAの「ASTRO BOY 鉄腕アトム -アトムハートの秘密-」なども有名ですね。




最初はアクションゲームが主だったトレージャですが、サターンのプレミアソフトとして有名な「レイディアント シルバーガン(元はACゲーム)」あたりを堺にして、STGのメーカーとしても、名を馳せていきます。
その銀銃と同じくACで人気になり、ドリームキャストやゲームキューブ、XBOX360にも移植された名作「斑鳩」。
このふたつの人気STGの合間に、こっそりとNINTENDO64やドリームキャストで発売された怪作STGがありました。
それがこの、爆裂無敵バンガイオー。





どこかの未来世界。熱き男たちの思い渦巻く男星。
その星で民間警察を営んでいる父親を持つ少年、牧士りきが帰宅すると、その父が何者かに襲われ倒れていた。
妹のまみによると、父を襲ったのはスペースフルーツの密輸で至福をこやす、宇宙ヤクザSF虎巣喪組。
怒りに燃えあがり、復讐を誓うりき。そんな彼に父は力を与える。
その力こそ、虎巣喪組のコンピューターをハッキングして生み出された、無敵のスーパーロボット「バンガイオー」。漢字で書くと番外王。バカ、漢字で言っちゃいかん!
かくして、二人は虎巣喪組壊滅のために出撃するのだった。
ゆけ、ゆくのじゃ りき、まみ! ムキムキボンバァイェーッ!(原文まま)








……どうツッコんでいいのか悩みどころですが、STGにとって物語など添え物!
悪いヤツを倒すために、父が開発したスーパーロボットで出撃する。いやぁ、燃える展開じゃないですか。
タイトルメニューにだって、力強くこう書いてあります。


「勇気あるものだけが、スタートボタンを押してもいい」


わりと全編こんなノリです。
近年のトレジャーゲームはシリアスなのが多いですが、こういうふざけたテイストも持ち味なのですね。

ゲームは全方位自由スクロールの2DSTG。
バンガイオーには2つのモードが搭載されていて、兄のりきの時は追尾ミサイルが、妹のまみの時は反射レーザーを撃つことが出来ます。いつでもボタン一つで切り替え可能。
見た目はキャラが小さめで、往年の傑作テグザーを彷彿させる、一見地味なゲームです。

しかしそこは、技術集団として定評があるトレジャーの開発。
この作品にも、培われた技術力がふんだんに注ぎ込まれました。
「弾をどこまで撃てるか」と言う一点に集中して。




そう。このゲーム、アホみたいにミサイルやレーザーが飛び交います。
いわゆる弾幕ゲーム的なバラマキではなく、しっかり、ひとつひとつの弾を全部、リアルタイムで弾道計算するというハード泣かせな仕様で。

ただ撃つだけでなく、敵を爆発に巻き込んで倒すと必殺ゲージがたまって、それで全方位攻撃を放つことが出来ます。これが初期20発。
しかも、この全方位攻撃、自機の周囲にある敵の弾数に応じて、その数が増えていくのです。これが最高およそ400発(DC版)。
400発以上のミサイルが、板野サーカスばりの軌跡で画面中に飛び散って行く様はまさに圧巻。当然のごとく、ドリームキャストであろうが処理落ちしまくりです。




ボスの中には自機のカウンターにあわせて、さらにカウンター攻撃してくるヤツもいたりして、画面がミサイルだらけでわけがわからない状態に。だが、それがいい。
敵の弾をギリギリまで周囲に貯めこんで、一斉発射で殲滅。少しミスれば、木っ端微塵。
ダメージ無敵時間は甘え。そんなものはありません。
いやもう、この爽快感とカタルシスが最高ッ!

次世代機の性能でどれだけ派手なことを行えるか、というのが当時のひとつの流行りでしたが、それをキャラクター造形や演出などではなく、STGの弾に持って行ってしまったあたりが、非常にこのメーカーらしかったと言えるでしょう。
基本テイストは、一昔前のゲーム性を新しい技術で再構築。フルーツを取って点数アップとか、どこか懐かしさを感じるシステムからして、そんな感じです。


もうひとつ忘れてはならないのが、バカゲー全開な独特のノリ。
全44ステージ。それぞれ特徴のある全ての面にタイトルがあって、各面ボスと主人公達の寸劇が入ったりするのですが、この中身が相当ヒドい(褒め言葉)。

例えばタイトル。最初の方こそ「熱く燃えてる男星 今旅立ちの時」とまともですが、これが先に行くと「前進あるのみ! 昔のラジコンカーのように」とか、「やめちゃ ダメ! その手を置くのは まだ早い」とか、「バンガイオー大ピンチ! サラダ油で動く」とか、どんどんふざけたノリになっていきます。
最後の方になると、「遺伝子から クローン 今、倫理問題を考える」とか、「やる気ある子供に! 私達が応援します!(なつかしい)」とか、「お父さん はやく帰ってきて みち子 たかし」とか、もう真面目に考える気なんてないだろ的な、思いつきで適当に決めたとしか思えないものばっかりに

敵も味方も「兄さん! ボスを倒せばクリアです! ゲームとはそういうものです!」とか、「ナイス2D! この緊張感がいいぜ! バンガイオー万歳!」とか、メタ発言しまくりで、途中なんの脈絡もなく父が敵として出てきたり再婚したり、一面のボス(チンピラのサブ)が兄になったり妹になったり、ラスボスが「さぁ、私を倒して感動のエンディンを見るがいい!!」などと、もう言いたい放題。コレに対する主人公のツッコミは「本当だな! 本当に感動するんだな!?」
……ええ、感動のラストでしたね。

もちろん、ゲームとしての根幹がしっかりと作ってあるからこそ、こういったノリも楽しめるわけです。そこは重要ですね!
知る人ぞ知るゲームではありますが、よく出来た作品で、今ではこれも微プレミアソフトになってしまってたりします。一つ一つの面が短くて気軽に楽しめる分、レイディアント シルバーガンや斑鳩より好きかも。


では最後に、そのノリの一端に触れられる会話を紹介しましょう。
STGボス史上に残るであろう(違う意味で)伝説のボス。彼の名は「下描きのマサ」。




マサ「フフフ、俺の名は下描きのマサ。見ての通り未完成キャラだ!!」

りき「未完成? てやんでぃ! こんな途中で未完成なヤツがいるわけねぇ!」

マサ「甘ぇな、ゲームってのは初めから順番につくってるワケじゃねェんだよ!!」

まみ「それじゃあ、あなたはあとから追加されたってことなんですか?」

マサ「そう! オレなんか、開発終了●日前だぜ ゲームに入ったの!! だがら説明書にだって、オレだけのってねんだよ! フザケンなチクショーめ!」

まみ「危険よ兄さん! このままでは開発環境がばれるわ!」

りき「ゆるせねえ! 初めからいなかったことにしてやるぜ!」



……そして初めからいなかったことにされ、
ドリームキャスト版に彼の登場はなかった。




http://www.treasure-inc.co.jp/products/lp/bangaiod/bgo_top.html
【爆裂無敵バンガイオー(公式)】


http://oosiro.nomaki.jp/ban/banDT2.htm
【爆裂無敵バンガイオーセリフ集(64版)】





ガンスタースーパーヒーローズガンスタースーパーヒーローズ
(2005/10/06)
GAMEBOY ADVANCE

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[ 2012/12/08 11:02 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【24】 ネタバレ:ラスボスの名はレザードヴァレス(緋王伝Ⅱ) 

(2010年07月09日 mixiにて記述)

 
最近、まじめに書きすぎてる気がするのです。
……いや、それはそれで悪いことではないと思いますが、そもそも、このゲーム雑記。
需要そっちのけで、想い出のゲームを気の向くままに語る、というのが当初の趣旨だったはず!
ここで今一度、原点に戻りましょう。ネタバレ上等、徒然なるままに日ぐらしPCに向かいて、好きなゲームについて書きつづりたいと思います。

さて、今回は第二回以来のPC98のゲーム。
今はなき、日本テレネットのウルフチーム(WOLFTEAM)が開発した、名作RTS「緋王伝Ⅱ」でいってみましょう。






臣下の裏切りで国を滅ぼされ、唯一落ち延びた第三王位継承者リチャード。
彼は、逃亡の果てにたどり着いた廃墟の空中庭園の中で、樹木の精霊ベアトリックスから、不思議な道具を授かります。

それは、封印された魔物を使役することができる契約の指輪。
その力で使役した魔物の軍をもって、国を取り戻すことに成功したリチャードですが、国を平定した後も、騎馬民族の侵攻から人々を守るために魔物の力を使い続けました。
恐るべき力を持った魔物の王。民は自分たちを守ってくれているはずの彼を恐れだし、いつしか『緋王』と畏怖をこめた名で呼ぶようになったのです。

やがて、年老いたリチャードは、自分のなすべきことは終わったと悟り、ずっと彼のそばにいてくれたベアトリックスと共に精霊界に去ることを決意します(緋王伝Ⅰの物語)。


いつかベアトリックスと出会った廃墟。
リチャードは、そこで遊んでいた少女、ミィルレイと出会います。
彼女の行く末に何かを感じ取った彼は、ベアトリックスの持っていた契約の指輪を彼女に与え、そのまま精霊界へと去っていったのです。
それはほんの一瞬の邂逅。しかし、その出会いが、少女の運命を大きく変えることになりました。

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やがて、力ある主君を失った王国は荒れ果てていくことになります。
後をついだ王子は、その重圧から宮廷魔術師レザードヴァレスの言うがままに操られ、地下に建設された大牢獄に疑いのある人々を投獄しては、大虐殺を繰り返すようになりました。

国中に吹き荒れた魔女狩りの嵐は、弟でもある第二王子マルクフィーンドにも及びます。
兄に裏切られ、生きる希望を失ったマルクフィーンドは、地下牢獄の中でその命が尽きる日を待つだけになりました。


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そんなある日、壁の向こうから少女の声が聞こえてきます。


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自分は無実だと訴え、生きることをあきらめない少女。
その声は、何故か彼をいらつかせました。

「ちっ……しょうがねぇな…」


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「……こいつを上に届けてからの方が、俺は静かに死ねるさ…」


こうして、二人の地上を目指す脱出劇が、はじまったのです。





ゲームシステムは、SRPGの要素をもったRTS

発売は1993年(Ⅰは92年)で、まだRTSというジャンルがあまり浸透していなかったこともあり、クォータービュー画面や、レイアウトを好きに設定できるシステムともあいまって、当時としてもかなり斬新なゲームでした。

フロッピー版と、その後にユーザーの意見を取り入れて完成させたハードディスク専用の「緋王伝Ⅱ’HD」があって、こっそりFM-TOWNS(若い人には、わからないよね! いや、PC98もだろうけど)でも発売されてましたね。


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敵を倒してユニットを成長させつつ、マップの謎を解いて、階段までたどり着ければステージクリアです。

Ⅰは亡国の王子リチャードが、魔物の力を借りて、敵である人間の軍を倒していくゲームでしたが、Ⅱも同じく、敵の大部分は人間、味方のほとんどは魔物。
上の画像のガイコツとかイカの方が仲間です。前作の主人公リチャードが去り際に放置していったと思われる、魔物の封印された像が迷宮のあちこちにあって、それを解放することで、味方を増やしていくことができます。


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他にも、敵や殺された人々の死体にクリエイトアンデットの呪文をかけてモンスターを創造したり、ある程度進めると、ミィルレイがリチャードにもらった指輪の力で、いろいろな精霊を召還できるようになったりも。



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気がつけば立派な魔物軍が誕生。どう見ても敵側です。
最近見ることが少なくなった、緻密なドット絵が綺麗。グラフィックはPC98なので全部16色で描かれています。職人技ですね。

システムメニューが全部アイコン的な絵で表現されていたり(例:右下の羽ペンがセーブ、蝋燭の炎がゲームスピードなど)、アイテムやキャラ操作がドラッグ&ドロップだったりと、直感的で使いやすいインターフェースなのも、よくできています。

画面レイアウトも好きにカスタマイズできて、同じ窓も複数開けたり。ちょうど、Windows3.1やMacなどのマルチウィンドOSが日本でも普及しはじめたころで、それを参考にしたのかもしれませんね。
今でこそ珍しくないインターフェイスですが、まだこのころは斬新だったんですよ。


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魔物にはそれぞれや抵抗や弱点、特殊能力などの特徴があって、4ユニットで1部隊を編成し、計4部隊16ユニットを操ってマップを探索していくことになります。

この時代のPCゲームらしくかなりの高難易度で、ちゃんと部隊を運用してやらないと、あっけなく全滅します。
戦闘に入るとセミオートで進行してしまうので、アイテムや魔法を活用しつつ、ちゃんと考えて行動する必要があります。マップの謎もいじわるなのが多め。
しっかり作り込まれていて、今遊んでもかなり面白いです。


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このゲーム、ドットの美麗さやゲーム自体の作りこみも凄いのですが、もう一つ忘れられないのが物悲しいEDでした。
以下、いまさら気にする人はいないかと思いますが、EDネタバレ注意ということで。





王国を裏で操っていた宮廷魔術師レザードヴァレスを倒し、ついに地下大牢獄を脱出したふたり。
マルクフィーンドは、騙されていたとはいえ、多くの人々を虐殺した兄王も、その手にかけました。
そして、地上に戻った彼は、ある決意をしていたのです。


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「死ぬ? ……うそ…」

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 ミィルレイには見えたのです。去りゆく彼の後ろ姿が、
 ふり向いた彼の表情が。幼き日のあの記憶と重なって……。

 あまりにも似ていたのです。

 彼の姿がリチャード王に見えた時、彼女は今度はマルクフィーンドの立たされた状況からあの時のリチャードの心境を知ることになるのです。

 幼き日、知らず知らずのうちに向かえていた永遠の別れ。
 それを今またここで………。

 そして彼女は二重の悲しみにおそわれたのです…。





これで終わりです。
この、突き放した感が切ないですね。
昔のゲームは、こういうのも多かった気がします。


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さて、レザードヴァレスといえば、PSの名作RPG「ヴァルキリープロファイル」の人形フェチの変態ストーカーを思い出す人も多いと思いますが、別に偶然被ったわけではなく、このゲームを開発したウルフチームというのは、実はヴァルキリープロファイルを開発したトライエースの前身スタジオでもあるのですね(正確には、ウルフチームからテイルズスタジオが生まれて、その途中でスタッフが一部独立してトライエースを設立した)。

ウルフチームから独立したブランドは他にも結構あって、ネバーランドカンパニーや、すたじお実験室なども、ここのスタッフから産まれました。
うーん、ゲーム会社に歴史あり。




BGM作曲もヴァルキリープロファイルと同じく桜庭統氏。言われてみると、2曲目のボス戦とか全体的な曲調もかなり似ている感じがします。
世界観に特につながりはありませんが、ダークファンタジー色強めの雰囲気的といい、ヴァルキリープロファイルの前身的ゲームといっていい作品なのかもしれませんね。

ちなみに、前にゲーム雑記に登場した幻影都市(【1】)エルムナイト(【2】)と同じく、ProjectEGGで、WIN版をプレイすることも出来ます。緋王伝Ⅰの方はSFC版もあったりしますね。

フロッピー4枚組。容量たったの4.8MB程度(HD版でも、たしかこの倍くらい)。
やっぱりゲームは容量じゃないのだなぁと再確認したのでした。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%A0
【ウルフチーム(wikipedia)】


http://japan.gamespot.com/news/story/0,3800076565,20350571,00.htm
【【EGG】名作シミュレーション「緋王伝II」を6月12日より販売(GAMESPOT JAPAN)】


 
 
[ 2012/11/07 10:37 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)

【23】 どこから見てもスーパーマンじゃない スペースオペラじゃ主役になれない~♪(GALAXY TRUCKER) 




宇宙――――それは、明日のフロンティア。
銀河大航海時代までは、まだ幾許か遠いものの、人類は今も現在進行形で、
そこへむかって邁進し続けています。
果てなく続く空への回廊を、少しずつ、少しずつ、
踏みかためながら。

どうして宇宙を目指すのか? なんとか口で説明しようとも試みますが、
それは広い世界へ飛び出したい! まだ見ぬ新天地へ踏み出したい! という、
人の本能のなす業なのかもしれません。
わざわざ言葉にするのは、きっと無粋なものでもありましょう。

まだまだ一般の人々にとって宇宙は遠いけど、創作の世界なら今すぐにでも飛び立てる。
今回は、そんな宇宙を冒険して、一攫千金を目指しちゃおうなチェコのSFボードゲーム
「ギャラクシートラッカー(GALAXY TRUCKER)」です。



ギャラクシー・トラッカー(Galaxy Trucker)ギャラクシー・トラッカー(Galaxy Trucker)
(2008/05/27)
Czech Games

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いつの時代も、わざわざ危険な新天地を目指すのは、変わり者と食い詰め者。
いまだ誰にも開拓されていないあの場所には、きっと夢と、たくさんのお宝があるはず!
プレイヤーは、そんな未開の銀河を旅する運び屋になって、貴重な交易品やお宝を地球へ持ち帰るのが目的になります。


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宇宙を移動するのに必要なもの。それはもちろん、宇宙船。
けれど、食い詰め者の俺たちに、立派な宇宙船を手に入れる余裕なんてありゃしない。
そうだ! ありものパーツの組み合わせで自分で造っちゃえば、安くすむんじゃね?

そんな大人の事情で、パーツを組み合わせて宇宙船を造ることにしました。
ところが、同じようなことを狙っている輩はいるものです。
はじまるのは、パーツの山の奪い合い。
しかも、リアルタイムで、よーいドン!!


プレイヤーは、パーツの山から一斉にチップを拾って、宇宙船のボードに配置していきます。
チップには3種類の形状の配線コネクターがあって、そこがつながるチップどうししか配置はできません。形もそれぞれが千差万別。欲しいパーツに限って、それにあう配線が見つからなかったりします。
タイムリミットは、砂時計が規定数回落ちきるまで。ゆっくり組み立てている時間はありません。全員が一斉に行動するので、もちろんパーツの奪い合いが、そこらかしこで勃発することに。

あれ、上手くつながるブースターがないぞ……。
おまッ! ひとりで居住区パーツを独占するな!

そんなやりとりもありつつ、なんとか宇宙船が完成!


tora3.jpg

左舷前方が不自然に一箇所空いているのは、綺麗にはまるパーツがなかったためです。
多少いびつになったりもしましたが、そこは目をつぶりましょう。
宇宙船なんて、飛べればいいんですよ。飛べれば。

ブースターがないと飛べないので、それだけはしっかりと組み込んでおく必要がありますが、あとは時間と好みの兼ね合いで、好きに設計しちゃえばOK。
組み立て終わった順に宇宙へと旅立っていくことになるのですが、パーツの整合性に不具合があった場合、どんどん出発が遅れていくことに。
各宇宙船どうしの相対距離も重要なので、そこも考えて手早く組み立てなければいけません。


tora4.jpg

参考に他プレイヤーがつくった宇宙船。
設計思想に、それぞれの性格が出るのが面白いですね。


さぁ、今こそマイ宇宙船で大宇宙へ飛び出しましょう!
だけど、銀河の旅は危険がいっぱい。注意一秒、怪我一生。

「船長! 右舷から隕石が! 直撃します!!」
「砲門開け!! 迎撃する!!」
「……砲門なんて、ないですよ?」
「え?」

ちゅどーん!!


tora5.jpg

右舷の居住区が搭乗員ごと吹き飛んだ図。
隕石がどの座標に飛んでくるかは、カードとサイコロによる完全ランダム。
コアへの接合部が破壊された場合、そこから先のブロックは全部吹き飛びます。
ちなみに右上の犠牲者5人のうち半数は、宇宙海賊に襲われ死にました。

そう、宇宙の旅は危険がいっぱいなのです。
プレイヤー達はアドベンチャーカードを引いて、何が起こったかを判定していきます。


tora6.jpg

アステロイドが飛んできてブロックが破損など、まだ生やさしい方。
サンマ傷の宇宙海賊に襲われて、せっかく積み込んだ貴重なお宝が根こそぎ奪われたり、船内で疫病がはやって、搭乗員がバタバタと倒れていったり、内乱が発生して、コアを破壊されて一発轟沈などなども、この宇宙ではわりと日常茶飯事の出来事だったり。

もちろん、未開の惑星文明を発見して交易品をしこたま積み込んだり、遭難宇宙船を発見して謝礼をもらったりと、良い事だってあったりします。
オープン・スペースカードが出た時は、出来るだけブースターを吹かして、ライバル達との距離を稼いでおきましょう。今こそ、強化ブースターだらけの我が船の真価が発揮される時!!
……あれ、使用するために必要な、エネルギー発電機をつけ忘れてるね?

そうやって、アドベンチャーカードを規定枚数引いたら、今回の旅は終了。
まだ宇宙船がちゃんと動くのなら、地球に戻ってお宝をお金に換金することになります。
その際、順位や宇宙船の美しさ(外装にコネクタがはみ出てなさ)によって、それぞれにボーナス点が入ったりも。


いやぁ、稼いだ稼いだ。いい旅だったね。
……だけど、人の欲求は付きぬもの。
もっと、お金を稼ぎたい! さらに大きな宇宙船で!!

さぁ、もう一度旅に出ましょう。
今度の宇宙船ボードは、さらにビッグです。


tora7.jpg

ぼくのくみたてた もっとおおきな うちゅうせん。
生き残るためにバリアを積みまくったら、独り占めするなと怒られた。


新しい宙域は、さらにハイリスク&ハイリターン!
あ、宇宙船を組み立てる時間を少し犠牲にすれば、あらかじめ何がおこるかの一部をチラッと覗き見ることも出来たりします。情報を制するものが宇宙を制す!
……まぁ、気休めなんですけどね。

ちゅどーん!!



tora8.jpg

そうやって、徐々に大きくなっていく宇宙船で銀河を3回ほど冒険して、一番お金を稼いだプレイヤーの勝利です。

男の子の浪漫。自分で組み立てた宇宙船で、危険な宇宙を大冒険する。
一粒で二度美味しい、このギャラクシートラッカー。
SF、特にスペースオペラが好きな人には、すごくオススメのゲームです。

さぁ、僕の宇宙船で、
広い銀河へ向かって飛び出そう!




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[ 2012/10/04 00:32 ] 徒然ゲームおもちゃ箱 | TB(0) | コメント(-)
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